雨降りばかりで畑へ行く機会が無い。キューリは伸び放題になってしまう。空の様子を見てこれなら大丈夫と車を走らせる。雨粒がフロントガラスに当たり始める。いやな予感がする。
畑について長靴をはき、出ようとすると音を立てて雨が降り始める。無情の雨だ。車の中で待機してみる。音が静かになったので、今度は大丈夫かと帽子をかぶり、雨具をひっかけてキューリの棚へ向かう。
キューリの蔓を透かして見て、実ったキューリを探す。太いのを三本ほど採ったところで、またもやすごい雨が降り出す。あっという間にパンツまでずぶ濡れ。仕方なく家に引き返す。
家に着くころ、空は明るくなり雨は収まってしまう。こんなことを二回も繰り返したので今日はキューリの収穫はあきらめてしまった。
中下越ではかってない大雨に見舞われているようだ。大事にならなければいいがと心配している。自分のこんな愚痴は問題じゃない。と気持ちを切り替えている。